アトピー その3
ヒルマイルドって何?
耳に残るCMでおなじみの健栄製薬から発売されているヒルマイルド。
「自分で治せる」をキーワードにかなり話題になっている保湿剤です。
乾燥が気になるこの季節、「ヒルマイルド」を使ってみようかな。と考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は
「ヒルマイルドは本当に乾燥肌にいいの?」
「病院で処方されているヒルドイドとの違いは?」
「配合されているヘパリン類似物質って?」
「他の類似商品とどこが違うの?」
など、気になる疑問についてお答えしていこうと思います。
私は小さいころからアトピー性皮膚炎があり、「ヒルドイド」を実際に処方してもらっていたこともあります。
その時の知識と経験を生かし、今回は「ヒルマイルド」の疑問を解明していこうと思います。
ヒルマイルド発売元の健栄製薬とは?
ヒルマイルドを製造している”健栄製薬”、聞きなじみがないかもしれませんが、実は知らずに使っている製品もあるかも知れません。
今や欠かせない”手ピカジェル”や”消毒用エタノール”、”ワセリン”などを販売している製薬会社です。
そんな健栄製薬から発売された話題の”ヒルマイルド”シリーズ。
医薬品と同濃度のヘパリン類似物質が配合されています。
ヒルマイルドはどこで買えるの?
ヒルマイルドは処方箋がいらない医薬品なので、薬局やドラッグストアで購入することができます。
ヒルドイド、過去の美容使用問題について
数年前に、美容目的で病院にヒルドイドを処方してもらうというのが、若い女性の間で流行ったことがあります。
その当時は芸能人が普通にそのことを雑誌の記事にのせていたり、YouTubeで紹介したりしていました。
「数百円で美容効果の高い保湿剤が手に入る」
とかなり話題になっていました。
ヒルドイドは処方箋だと本人負担が基本3割、残りの7割は税金で支払われており、
「病気でもないのに処方が必要なのはおかしい、税金の無駄遣い!」
という声が上がり、かなり炎上しました。
当時の私は先生におすすめされて使っていただけで特にヒルドイドに依存していたわけではありませんでした。
「へ~、そんなに人気なんだ。仕方ないから市販のクリーム買って塗ろうかな」くらいにしか思っていませんでした。
でも、普段からヒルドイドを使用していて、他のものだと肌に合わなかったり、市販薬だと何を買ったらいいのかわからない患者さんにとっては、かなり迷惑な話だったと思います。
病院にかかるような疾患がない場合は、市販の医薬品を購入して使いましょう。